「高み」

今日、堀江貴文の『君がオヤジになる前に』を読みました。もともとホリエモンは好きでも嫌いでもありませんでしたが、これを読んでも好きにも嫌いにもなりませんでした。ただひとこと、「自分とはあまりに違う」とだけは思いましたが。

君がオヤジになる前に

君がオヤジになる前に

本文の至る所に「上を目指す」「高みに登る」「自分と同じステージ」などなどの表現が出てきて、何かよくわかりませんが上のほうを見てるみたいです。この感覚が僕にはわからない。金はあったらいいと思うし(毎日言ってますね)、女性はかわいい方がいいと思いますが、それが「上」であり「必死になって追い求めるもの」と思ったことはない。
彼は「上」を死ぬ気で、そして全速力で追い求めることが生きることだという強い信念に貫かれているような人間で、それはそれで清々しい気がします。きっと多くの人はこの本を読んで反発を覚えると思いますが、彼なりの正直なメッセージにはある種の好感が持てないでもないです。