なんじゃろなと経済学
昨日も書きましたが、中島義道を読んでいると「生きるってなんじゃろなー」と思います。別に読まなくても思いますが、読むと余計に。僕は彼とは違って頭脳明晰ではないので、だいたいぼんやり考えているとそのうちに眠たくなったり興味が別にうつったりするのでちっとも考えは深まりませんが。この手の考えが進むのは誰かと話しているときですかね。そういう意味で、めんどくさい話をできる人間というのは貴重です。
半年くらい前から、細々と経済学の本を読んだり読まなかったりしています。ようやく稲葉振一郎『経済学という教養』が読み終わりそうです。今まで一度もきちんと経済学(史)について勉強したことがなかったので、「ほええ経済学ってこういう論争・対立になっているのかあ」というのが新鮮です。新鮮じゃいけないんですけどね。恥ずかしくて顔をおおって歩きたいレベルです。不況の原因を流動性選好に求める説に「ほほお」と思ったり、マルクス主義の生き残り左翼がはまった罠について読みながら「そもそもマルクス主義って要約するとそういう考え方になるのか」と納得したり、教養の学生みたいな気分。
ちなみに今後は以下の三冊を通して読む予定です。
- 作者: 稲葉振一郎
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- 作者: 小田中直樹
- 出版社/メーカー: 勁草書房
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- 作者: 根井雅弘
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