新婚旅行3日目@センテンドレetc→ウィーン

センテンドレ


ものすごい眠い中起床。朝食は今日もおいしい。寝てたい…と思いながらバスへ。ブダペストドナウ川沿いに北上してセンテンドレへ。途中、ローマ時代の遺跡がありました。ローマ時代は長くは続かず、フン族東ゴート族によって建物も壊されてしまったとのことです。まあそんな説明もほとんど寝ていたので聞こえず、センテンドレに到着。この地はかつて、セルビア人が住んでいたらしく、一時期は住民がみなセルビア人だったそうです。セルビア人はワインを売ることで富を得、ずいぶんと豊かな暮らしをしていましたが(その証拠に、町に7つもの教会を作っています。すべて現存)、フィロクセーラ?というブドウの病気で町唯一の産業が壊滅。セルビア人はこの町を諦め、故郷に戻ったそうです。以来、住民のほとんどはハンガリー人に。
そんなわけで、あんまりハンガリーっぽくない作りの建物が目立つ街並み。雨が降っていて、とにかく寒かったです。mikiさんのブログにあるとおり、グヤーシュのレシピが書かれたエプロンを買いました。

ビシェグラード


バスは暖かい!最高!と思いながらビシェグラードへ。本来なら風景がきれいなはずなのですが、あいにくの天気でモヤモヤ〜っとしてほとんど何も見えなかったです。残念。つるっつるの道を歩いて戻り、お昼ごはんへ。メインは白ピーマンの肉詰め。不思議な味でしたが、とても美味しかったです。また食べたい。この場で別の新婚夫婦と会話をして、北海道出身の方だということが判明。非常に落ち着いた、大人っぽいご夫婦でした(あとで判明しますが、旦那さんは僕のひとつ年上でした)。

エステルゴム


ほんで再びバス。気がついたらエステルゴム。ずっとバスで寝てたかったですが、そんなこと言えないので下車して観光。ここにはハンガリーカトリック教会の総本山である大聖堂があります。写真のとおり、もうむちゃくちゃ立派。ここまで訪れた中では、いちばん印象に残った建物です。中も圧巻。巨大なパイプオルガンも。なぜかフランシスコ・ザビエルの像もありました。



ガイドのジョージさん曰く、建物でお金を使い果たしたため、入り口に飾る石像には予算がかけられず、地元の教師が無償で作ったとのこと。この石像、ジョージさんが言うとおり本当にひどい代物で、笑ってしまいました。絶対に自立できないような態勢で立ってるし、体のバランスも変。「ただより高いものはない、デスネ」、おっしゃるとおり。



そんなジョージさんとはここでお別れで、名残り惜しかったです。一度も来日したことがないのに、あんなに流暢な日本語が話せるとは…。ちょっと希望が湧いてきますね。写真はスロバキアを背にジョージさんと。


ウィーン


もうこの辺からは思い出すのもつらいですが、バスで爆睡ののち、ウィーンへ。途中立ち寄ったパーキング・エリアみたいなところで買ったサンドイッチがこの日の夕食になりました。ホテルの部屋がジュニア・スイートだかなんだかでとても広く、「このまま今日は寝たい、寝たいよ…」と思いながらコンサートへ。会場はウィーン市民公園の中のクアサロン。演奏が始まる前から寝ていて、どんな曲をやったか全然記憶にありません。途中ドリンクサービスみたいなのがあって、カウンターに行ったら"Juice?"と聞かれて、ああやっぱり子供っぽいのか…と思いながら、"Yes, Orange juice please."と答えてしまいました。ちなみにmikiさんもさすがにこのときは眠かったらしく、ホテルに戻ってお風呂も入らずふたりとも寝てしまいました。