ニートとか

最近は通勤で寝ているので、あまり本を読めず。

働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12

働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12

ニート」という言葉を日本に広めたひとりである玄田有史の本。働く若者論ということになっているが、後半からはやっぱり働かない若者論(要するにニート論)に。察するに僕は相当恵まれた環境にいるんだろうなあ、と。実際はニートすれすれですけどね。いつクビになるかわからないし。
街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

内田樹の新作。相変わらずおもしろい。言っていることはいつものように(実は)平凡ながら切り口が独特なせいか、読ませる。マスメディアの自己批判能力の欠如とか、紙媒体の書籍はなくならないよ、とか。『不勉強が身にしみる』(僕のことだ)の著者。なかなかおもしろい。自立が喧伝された明治期を代表する人物として福沢諭吉夏目漱石を取り上げ、彼らが自立というキーワードをどう捉えていたかを論じ、現代日本人のあるべき態度を探る…という内容。僕は福沢諭吉夏目漱石も好きなので、楽しく読めつつふむふむと考えさせる良本だった。たまたま『街場のメディア論』と同時に買った本だが、内容的に微妙にリンクしていておもしろい。ついでに言うなら冒頭の玄田有史の本とテーマ的には完全に重なっていて(アプローチは全然違う)、同じ若者論でもいろいろあるのね〜という感じ。
哲学の教科書 (講談社学術文庫)

哲学の教科書 (講談社学術文庫)

蔵書から引っ張り出してきた本。この頃の中島義道はまだ恥じらいが感じられて、今読むと新鮮。過剰に読者を意識していないので、素直なところが表現されている。哲学というものに今はあまり興味がないけれど、やっぱりそもそも興味なかったね!という感想。まあ、中島義道の定義するところの「哲学」には、ということですが。そういう意味では、「思想」や「文学」には今でも興味があります。哲学なんてやってたら社会でどう使い物にならなくなるのか、知りたい人はこの本をどうぞ。
英会話ヒトリゴト学習法

英会話ヒトリゴト学習法

これも蔵書から。友人から返ってきたので再読。こんな内容だったっけ。「アルターエゴ」とか、「えっ?」って聞き返したくなる。こんなこと殊更に言わないとわからないほど日本人の知性は劣化しているのかと思うと悲しい。まあそれはさておき、この本で推奨されている勉強法であるところの「頭の中でぶつぶつつぶやく」ことは英語の学習に役立つなあと最近実感。1日10単語というのはハードルが高いが、それだけやれれば1年で相当の実力が付くはず。
鋼の錬金術師 26 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 26 (ガンガンコミックス)

愛読マンガ。次で最終刊らしい。ジャンプマンガのような間延びもなく、かなり出来のいいストーリーとキャラメイキング。実家に帰ったときに1巻から全部持って帰ろう。そしてmikiさんに読ませよう。