思い出すことなど

この日記に書くのを忘れていたが、先日(約ひと月前)妙典から世田谷区は奥沢に引っ越した。妙典というのは実に味気のない、それでいて人口の多いわざとらしい街だったが、今住んでいる奥沢は世田谷区らしくごちゃごちゃしていて、自由が丘も近く何でもある便利な街である。
何より今の家は、図書館が近いのがいい。世田谷区と目黒区両方の図書館が利用できるので、たいていの資料は手に入る。両方を使っていて気付いたのだが、目黒区の方が資料は充実している。OPACを使えば一目瞭然である。目黒区の資料検索機が「さんまくん」という名前なのもいい。
電車も、東急目黒線東横線大井町線三線が使えるし、目黒線東横線はそれぞれ三田線南北線日比谷線につながっているので、都心に行くのがとても楽だ。妙典にいたときは、どこに行くにも必ず東西線を使わなければならず、とてもストレスフルだった。僕は東西線が嫌いなのだ。こっちに来てからは、東横に乗りたくなければ目黒線に乗ればよく、そういう面でのストレスはずいぶん軽減された。通勤経路も一通りでないのが、僕のような安定感のない性格の人間にはぴったりである。
思い出してみれば、東京に来てから、経堂・北千住・浦安・北千住・妙典そして奥沢とずいぶんいろいろなところに住んだ。と言ってもその半分以上は経堂で過ごしていたので、自分にとって世田谷区は第二のホームに思える。昨年・今年と落ち着かない年が続いたが、来年以降はここに腰を据えて、安定した暮らしをしたいと思っている。