自分の文章のもと

自分の文章がどこから来ているのか考えてみた。すると、行き着くのはやはりというか何というか、村上春樹である。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

高校〜大学2年くらいで徹底的に読み込んだのが村上春樹。彼から受けた影響はとても大きい。あのキザっぽい文体が、自分の奥深くに染み込んで(しまって)いるのを感じる。今でも、村上春樹を読み返すと自分のホームグラウンドに戻ってきたような、ほっとした感じを覚える。
カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)

カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)

大学に入ってから、いろいろとお世話になったのは中島義道。彼の著作はほぼすべて読み、最終的には「ずいぶん僕とは違う人間だなあ」というところに行き着いたものの、たくさんのことを勉強させてもらった。
ひとりでは生きられないのも芸のうち

ひとりでは生きられないのも芸のうち

大学4年以降は、内田樹をずいぶんと(ほぼすべて)読んだ。今の自分の思考のベースになっているのは内田樹である。と言ってしまっては内田樹に失礼かもしれないが(僕は内田樹のように考えたり、書いたりできているわけではないから)。

何が書きたかったのかわからないが、何となく薄っぺらい総括をしてみたかったのかもしれない。