こころのもんだい

ツレがうつになりまして。

いい本です。本としてどうかはわかりませんが、お話としてはとても。立ち読みで読んだにも関わらず、購入して四回くらい読んでしまいました。思わず泣いてしまいそうな夫婦の話。旦那さんと僕が若干似ているのも、そうさせるんでしょう。

私の嫌いな10の人びと

「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの (PHP新書)

久々に中島義道を読みました。『私の嫌いな10の人びと』を読むと、あの中島義道も年を取って、だいぶくたびれてきたのかなあという感じがします。しみじみ。文章のそこら中から、優しさがにじみ出ているんだもん。
後者は割と昔の本で、二年くらい前に読んだものを再読。彼の主張のエッセンスはだいたい詰め込まれています。ああ、弱き、強き、優しき者よ。彼という人間が、誰かの中に受け継がれることを願ってやみません。